再生
この間の地震で妹の作ったたくさんの陶器が割れてしまい、割れた破片を始末しました。
その中でひとつだけ割れているのに捨てずにいる花器があり気になっていました。
割れる前はこうでした
↓

たしか以前ブログにも載せていたような。
それは彫りにも釉薬にも手をかけ妹が気に入っていたもので、捨てられないとのこと。
これハンダで治してよ、と頼まれました。
さいわい粉々にならず二つに割れていたのでやってみることに。
まずは割れたところにコパーテープを巻くのですが、よほど妹の気に入っているものらしく
私が面倒くさがっていると自らテープを巻き始めました。

そんなに好きだったのね、じゃ、やります。
どんなふうにする? と聞くと
かっこよく、という答え。
デコラクティブなハンダワークでリメイクすることにしました。
まずはコパーテープを巻いたところにハンダづけ。

次はハンダを粒状にして一粒一粒デコレーションしていくという果てしなく地味な作業。

ステンドグラスの制作は全て地味な作業ですが、この作業が一番地味なのではないでしょうか。
(これはステンドグラスではありませんが)
しかしものすごく集中します。
集中しないと出来ない、というのではなくどんどん集中していく感じです。
え、もうこんな時間? というほど時間がかかり、なおかつ時間が経つのを忘れます。
割れた陶器をハンダでくっつけるのはかろうじて形を繋ぎ止めるくらいの強度しかありませんが
それでも工夫してちょっとやそっとでは離れないようにしました。
デコラクティブ好きなので、どこで終わりにしていいのか悩みます。

ガラスもつけようかな、と言われナゲットもつけてみました。
ガラス玉はなくてもいいんじゃないか、という意見もあったので後でとるかもしれません。
ハンダの色は変えずにシルバーのままでいいということで、ひとまずこれで完成!


オブジェとして生まれ変わりました!
コメント
「修復」というのでもなく、「修理」というのでもなく、「再生」。
うーん、ステキです。
思い入れがあったものだけに、このような形になって、またまた愛着が湧きそうです☆
2011-04-03 21:21 benny URL 編集
bennyさん!
bennyさんの、古布を使って新しいものを
生み出すという作業も再生ですね!!
特に元が綺麗なものだと腕をふるってしまいますよね☆
2011-04-04 11:57 Art Craft Party URL 編集
再生
2011-04-29 08:59 mcoenen URL 編集
m.ケーネンさんへ
コメントありがとうございます。
ちょうど真っ二つに割れたのが都合が良かったんですよね。
ハンダで付くのも意外ですよね!!
2011-05-01 01:52 Art Craft Party URL 編集