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2010/06/15

カマを開けました、梅雨入りしました。

こんにちわ。梅雨入りしましたね。IMG_0072_convert_20100615123909.jpg

先日、カマをやりました。
うまくいったか、いかなかったのか気になる気になる気持ちを抑えて3日間ほぼ常温になるまで待ってカマを開けました。待つのは苦手です。

道具を買いに行ったり、原料価格を調べたり、問い合わせてみたりと、決して無駄ではないこういった作業は得意ではないです、フラフラとネット徘徊してみたり、待つのは苦手。

それで、今回は、お皿や鉢なんかも久しぶりに作ってみたりしました。

それは、後ほど??

本題は、緑色のマグカップにまつわる事です。



ちなみに緑色は銅で発色しています。窯からすぐ出した後の釉薬の表面はこんな感じ
IMG_0066_convert_20100615114714.jpg 
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上の画像と下の画像の違いがわかりますかしら??

上の物を希塩酸に浸けて表面をチョチョチョイと布でふき取ると下の物になります。色の違いが歴然なはず??

カマから出した後に、緑色の釉薬に限ってこの希塩酸に浸けるという作業をするわけですが、

塩酸を準備しようと容器を持つと、あらら??中身がない。

どうやら、私、使い切ってしまったようです。

塩酸はホームセンターに売っているわけもなく、かと言って薬局に行けば、その場で保管庫から出してきてくれる物でもないので、買うのは少々面倒です。

劇物  インパクトがあります。

薬局から取り寄せてもらいましたが、渋いです。私が行った薬局では、“うちはやっていない”とのことでした。

取り寄せるのが面倒なのか、私があやしい人に見えるのかのどちらかです。

両方もあり得ます。あははーぁ ぁ ぁ

なんだかんだ、他の店で取り寄せてもらいました。

店の人が言うのには“昔は買いやすかった、トイレ掃除とかで使う事も多かったし、今は厳しくて。”とのことで。
なにせ劇物だから、厳しさは当然ですよね。値段は、あっ、そんなんでいいのですかというくらい安いです。

*酸化膜の処理方法、希塩酸に浸す事は一般的な処理法のひとつです、食器を使うにあたり有害な物が溶けだすことはないのでご安心を!!

IMG_0059_convert_20100615114854.jpg浸ける前
IMG_0062_convert_20100615114935.jpg浸けた後

違いが見えるかしら??(鈍い光沢、膜のようなもの)カメラ頑張って!!

IMG_0068_convert_20100615115032.jpg全体を見るとこんな感じ
IMG_0071_convert_20100615115112.jpg はい、完成

カップの表面を彫っています。カップに厚みがあると、刃を入れた時に彫りすぎて貫通することは滅多にありませんが、かといって、厚みを残すと重さが気になることがあります。なので、“薄すぎず厚すぎず、中間を”と思い作りますが、作り始めの数個は必ず感覚が掴めなかったりで、穴あきマグになり、メンタル強化されます。

色んなメーカーのカッターや道具を試しています。最近の一押しは首が回るペン型の小さい刃が付いているものです。


キリヌケ氏はどんな道具を使っているのだろか

さて、いまは今週中にやるカマに向けて釉薬をかけたり、新しい釉薬の調合つくったりしていま~す。

では、皆さま、今日は蒸し暑いですがよい一日を。







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