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2016/01/09

今年もよろしくお願い致します!

昨年は多くの方のおかげでご縁を繋いで頂いたり、facebookやInstagramで出会った方に作品を知って頂いたりと
新たな出会いのある年でした。
お世話になった皆さま、どうもありがとうございました。

そして今年もさらに新しいことや新しい場所で挑戦していきたいと思います!
常に本気・全力で頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。


今年に入ってから“直感” という言葉をよく耳にします。
年の始めということにも意味がありそう。
私の今年のテーマは直感なのかも と感じたので、今年は一つ一つの選択で直感を意識していこうと思いました。

直感

色々な表現で表される言葉だと思います。
例えばワクワクすること、楽しい方、ピンとくる、確信

私自身で直感を表すなら“かごや感”


かごや ってなんですか?ってことですが
かごやというのは子供の頃に祖母の家の近くにあった駄菓子屋さんの名前です。
竹で編んで作った籠も売っていたので“籠屋”と呼ばれていたようです。

お正月やお盆になると祖母の家に出向いていたのですが、そこで楽しみだったのが かごやへ行くこと。
数百円を握りしめて好きなお菓子を選んで買うことが嬉しくて楽しくて仕方ありませんでした。

そして駄菓子屋さんといえばくじ付きのお菓子ですよね!
子供にとって大好きで宝物のようなお菓子がもう一つ貰えるというのは夢みたいなことです。
アタリが入っているヒモつきキャンディをいつもドキドキしながらひいていました。

その時の感覚。

ぱっとヒモを選んでつかんだ時

あ〜これ当たるぞ! というのがひく前に感じられたのです。

それがどんなふうに感じるのかというと、嬉しい楽しい喜びドキドキワクワクがいっぺんにくる感じ!
その感覚があると100%当たりだったと思います。
ハズレの時はその感覚は訪れませんでした。

その話を大人になってから妹にすると、私もそうだった!という返事。
同じ経験を味わっていたなんて話が早いねってことですぐに全て通じ合えました。

かごやでアタリつきのくじをひく時限定。笑
究極に純粋だったあの頃、夢中になっていたものだから発揮された才能?だったのかな。

説明が長くなりましたが、多分あれが直感(予感?)という感覚だと思うんです。
誰でも何かを選ぶ時は無意識にそうしていると思うのですが、今年はその感覚にちゃんと目を向けて意識ながら一つ一つ決めていこうと思います。

1年後には何かが変わっているのかな〜?
なんか楽しみ!(これが大事)
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2015/09/27

窓の外

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ふと窓の外に目をやると、大きくて立派な白鷺が田んぼを悠々と歩いていました。

緑の中に見える白鷺は、遠くの方にいても何羽いるかすぐに分かるほど目立ちます。

白鷺って好きなので見つけるとつい いつまでも目で追ってしまいます。
よく見かけるけど実は何種類もいるってご存知ですか?
そもそもシラサギという鳥はいなくて、白いサギを白鷺と総称しているそうです。
私は初めて知りました。

ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギの4種類いるそうですよ。
おそらく分かりやすく体の大きさによって名前がつけられているのでしょうね。
うちの裏にいた白鷺は多分ダイサギ。
実際のところ4種類並んでくれないと体の大きさでの比較はできないけど、
でもこのサイズはいくらなんでも大でしょう という推測です。

そして夏と冬とではくちばしや目元の色なんかが変わるそうです。
黄色いくちばしは冬仕様。
この白鷺はもう衣替えしたみたいですね。

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それにしてもこんなに大きな白い鳥が、普通にそのへんを飛んでいるって結構すごいと思うんです。
自然と離れすぎているからそんなふうに感じるのかな。
当たり前の自然、ずっと当たり前の光景であってほしいです。

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飛んでいる姿も気持ちいい〜
それにしてものどかな風景です。
2014/10/30

日常の奇妙な物語

日常の奇妙な物語

〜世にも不思議な心臓つながり〜
〜私はあなたのハインリッヒ〜

以前から好きなメキシコのコラソン。
 
コラソンとは心臓のこと。
木やブリキで出来たコラソンは、メキシコらしくカラフルで素朴な暖かみがある。
そしてそれはお守りだという。


ガラスのコラソンがあったら綺麗だろうなと、今年の始め頃ステンドグラスでコラソンを作った。

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忘れられないブックカバー。

カラフルな心臓が描かれた、レザーのブックカバー。

クラフト仲間で友達のWalst Kちゃんが作っていて、そのブックカバーを見た時からずっと心に残っていた。
私がコラソンを作っていたのと同じ頃にそれを作っていたらしい。

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ある日ステンドグラスを作りながら、芝生に寝転びながらそのブックカバーで本を読んでいる風景を、ぼんやりと思い浮かべていた。
するとKちゃんからその日の夜に連絡があり、Kちゃんのお店に置かせてもらっていたステンドグラスを購入してくれたということだった。

これは私も手に入れるタイミングなのかも、と
Kちゃんの作ったそのブックカバーを迷わず買うことに決めた。



さて、その新しいブックカバーにふさわしい本は一体何にしようかと考えてみた。

妹と仲良しのYちゃん(仲良しというと薄っぺらく聞こえるが、ここは魂レベル)の愛読書、
“大草原の小さな家”が思い浮かんだ。
彼女はこの本が大好きで、10回は読んだそう。

人並み外れたセンスと感受性の持ち主である彼女のバイブル。(本物のセンスと感受性の豊かさは
比例すると思う)
私もそれを倣って、大草原の小さな家を入れて読もうと古本屋に探しに行った。
店内を一周二周、いくらその本を探しても見付からない。
では代わりを探そうと目についたのが “グリム童話”。


グリム童話は聖書に次いで世界中で広く読まれている本だという。

はじめに訳者の言葉が書かれていた。


年少の頃こういう昔話を聞かなかった人はいないだろう。
昔話はどこの国でも註釈なしに、児童にすら容易に理解できる。
そうして後年になってもその話がよみがえってくる。
話の筋だけでなくその語られ、聞かされたときの情景もともに浮かび上がってくる。
人格はその年少のころに形成され、それが生涯を支配すると言われる。
もしそうだとすると、こうした昔話が人格形成に及ぼす影響力というものははかり知れない。
それがしばしばよみがえり、思い出してこの本を手にする所以の一つであろう、と。


幼い頃に触れたグリムの世界観は、今大人になった私たちに共通したビジョンで、
心の底のあたりが一人一人繋がっているのかもしれない。

作り物のようにきらびやかで魅惑的、でもどこか暗くて重くて残酷。
なぜこれほどまでに多くの人の心を掴むのだろうか、
知っているようで曖昧になってしまっている話たちが気になり、私はその本を選んだ。


そして湯船に浸かる時間は読書をしている、という仲間の話をこれまた倣って本を読んでいると
一話目を読み終えた時にある映像が頭に浮かんだ。


妹の作った陶器。
赤錆びた色の心臓が彫り込まれたキャニスターがある。その映像が出てきた。
 

風呂上がりもずっと気になっていたので、妹に聞いてみた。

「ちょっと、聞きたい事があるんだけど」

『なに?』

「陶器に彫ってある心臓のこと。」

『ああ、あれ?外科の心臓の画像を見たよ。』

「そうじゃなくて。心臓についてる・・」

『たがのこと?』

「ハインリッヒ」

私が言うと妹はげらげら笑い出した。

やっぱり。


その心臓にはプレートが打ち込まれている様子も彫られていたのだ。

それが私の読んだグリム童話と一致していた。



王様の忠実な家来ハインリッヒ。
彼は王様の不幸に心を痛め、自分の心臓が張り裂けてしまわないよう三本の鉄のたがを打った。

王様に再び幸せが訪れた時、安堵して鉄のたがが
ぱあん ぱあん
と、音を立てて弾けたという。

まさに鉄のハインリッヒを表したそのキャニスターは、Yちゃんの手に渡るものだった。


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Kちゃんの心臓のブックカバーのために選んだ本に載っていた心臓の話。

妹がYちゃんの話を聞いて、Yちゃんのために作った
たがが打ち込まれた心臓を彫り込んだ陶器。

Yちゃんの愛読書を探して入った本屋で代わりに買った本。心臓の話。



心臓で繋がっている関係。
そんなことを思った。


日常の中では不思議なんだか不思議じゃないんだかな出来事が満ち溢れ、
いろいろな糸で結ばれていることにたまに気付く。(明晰になっている時、それは入浴中かもしれない)

今年のマイブームである心臓は、一体どんなテーマが隠されているんだろう。

どうやら心臓の輪はもっと大きいようだ。

次々と目の前に現れる心臓モチーフを見逃さず、目と心を留めていきたい。




*この物語を美鈴と一美ちゃんと裕葵ちゃんに捧げます*
2014/01/01

明けましておめでとうございます!!


明けましておめでとうございます!!

今年も宜しくお願いいたします。

皆様のご健康とご多幸を

心よりお祈りいたします。



お正月ですね。

こういった時は、お正月らしい話題を!!

それでは、私が見た初夢について。

初夢を何日に見るかは諸説あるらしいのですが、今は平成の世です。

なのでこの場に限り、1月1日に見た夢を初夢として統一見解とします!!

(勝手ですが、ブログってそういうのが許されると聞きました。)

前置きはそのくらいに、初夢の縁起モノといえば一富士二鷹三茄子

強いて言えば、どれもそう夢で見ることもないような珍しさ

私が見た初夢はマグカップの取っ手を付ける夢でした。

夢なので場面展開が急でしたが、

焼きあがったマグカップの取っ手とカップ本体の隙間が狭く

指が入らない!取っ手の意味をなしていない!という内容でした。

カップのことばかり考えていたのでしょう、私ゆっくりしたいと思います。

そう言いつつもやっぱりマグカップが好きなんです。

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新しい模様や形を変えてリバイバルなど。

サクサク作ってると思われがちなのですが、サクサク感には遠い!!


おっ!!


正月感が薄まってきてしまいました。

いまさら正月感は取り戻せそうにないので、次回のブログについて

次回のブログは、

川越のアンティークとコレクタブルズ、卸価格のガレージショップ (サンデーガレージ

SundayGarage 代表M黒さんのお宅潜入記です!

ブログだからこそ、書けることもあるんだな!!

そんなわけで、次回のブログは必見かもしれません。

それではまた



2013/11/05

切り拓く

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先日廃材アーティスト高橋耕也氏の作品を拝見する機会があった。

これまでも何度か作品を目にすることはあったが、じっくりとこれだけの数の作品を見たのは初めて。
たちまち高橋耕也氏の世界に引き込まれた。

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廃材 とは言っているが、時を経て味と深みを増した素材、といった雰囲気である。

どの作品も手をかけて丁寧に作られ、繊細さ・大胆さの両方を持ち合わせ、ユニークで洗練されていて親しみや優しさ、楽しさを感じるものばかり。

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展示会場にいらした奥様からお話を伺うと、廃材アーティスト という名前だけでは収まらない多彩な才能の持ち主。
絶え間ない努力がセンスと技術を磨き続けてきたのだろう。



後日、彼のサイトを拝見したところ、こんな言葉が書かれていた。
「どんな道へ進んだとしても、知識や便利な道具を使いこなすのは常に経験しかないと考えている」

この人の経験量は半端なものではないと思う。

自分を信じて常に前進することは決して容易なことではないけれど
何に対しても一生懸命打ち込んでいるから、その経験が身となり自分の力になっている。
そしてその全てが自分の作品へと形を変え、見る人へ影響を与えている。
燃え続ける星のような人だと感じた。


現在、嬬恋村にご自身のミュージアムを建設中ということだ。
大人も子供も楽しめる、わくわくする空間になるに違いない。
きっと建物やその周りの自然までもが作品になることだろう。

楽しみが一つ増えた。ミュージアムのオープンが待ち遠しい。

高橋耕也氏のサイト 工房ものずきん

*追記 今度Art Craft Partyが出店するイベント、 12月7・8日代々木公園で行われる“アースガーデン クリスマスマーケット”で工房ものずきんも出店するようです!
お近くの方は是非是非いらしてくださいね♪ お見逃しなく!
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